堺市教育会について
明治18(1885)年に「私立堺教育談話会」として設立されました本会は既に130有余年の歴史を積み重ねて参りました。
堺市教育会創立百周年記念誌にはその設立趣旨を次のように紹介しています。
当初においては「専ラ当市教育ノ普及改進ヲ図ル」ことを目的として、談話会、討論会、講演会等の開催、会報の発行などによって、教育に対する市民の関心を高めようとするいわゆる啓蒙運動にすぎなかった・・・。
それから130年以上の歴史が経過し、学校教育に対する期待、要望等も随分変化してきました。
そして令和の新時代を直前に控えた平成31年4月、文部科学省の中央教育審議会への「新しい時代の初等中等教育の在り方について」の諮問理由として「人工知能(AI)、ビッグデータ、Internet of Things(IOT)、・・・等の先端技術が高度化してあらゆる産業や社会生活に取り入れら、社会の在り方そのものが現在とは「非連続的」と言えるほど劇的に変わるとされるSociety 5.0 時代の到来が予想され」ると述べられています。
この来たるべきSociety 5.0 時代には,変化を前向きに受け止め、豊かな創造性を備え持続可能な社会のつくり手として活躍できる人材、未来社会を自立的に生き、社会の形成に主体的に参画することのできる人材が必要となります。
本会はそんな人材育成の中核をなす堺市の初等・中等教育の現場を陰ながら応援し、少しでもお役に立てればと願いつつ次の4つの事業を行っています。
1・先生方を支援する事業
2・子供たちを支援する事業
3・保護者、地域を支援する事業
4・広報誌の発行
本年度中にもユネスコ世界文化遺産に登録されるであろう百舌鳥・古市古墳群のある、政令指定都市堺。歴史と文化を誇る堺。そんな堺市の教育発展に微力ながら寄与したいと考えています。
「堺市教育会」へのご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
令和元年6月
堺市教育会 会長 辻本 修一